架空のVtuberが語る、日本の名曲(70年代ポップス・ロック編)

小説

「皆さんこんにちは、並平世界です。はい、というわけで今回は平行世界の70年代のロックを紹介していきます。70年代は、日本のロックが確立していった時代でもあります。70年代はじめ、日本語ロック論争が起きました。これは、ロックは日本語で歌うべきか、英語で歌うべきかというテーマでしたが、その裏には海外のロック文化を絶対としてそのまま受け入れるか、日本の文化の中にロックを相対的に取り入れるかという意味もありました。そんな70年代ロックの名曲を紹介していきます。

まず1曲目『12月の雨の日 – はっぴいえんど』1970年の曲です。聴いてください。

12月の雨の日

はっぴいえんどは日本語派ロックの筆頭でした。このはっぴいえんどが日本のロックの進むべき道を示した日本ロックの創始者とも言われています。

2曲目『風をあつめて – はっぴいえんど』1971年の曲です。

風をあつめて

日本語ロック論争に終止符を打ったとも言われる名盤『風街ろまん』に収録されている曲で、リリースから年月が経って尚ミュージシャンに歌い継がれ、他分野のアーティストのオマージュも止まない楽曲です。

3曲目『フラワー・トラベリン・バンド – Make Up』1973年の曲です。

Flower Travellin' Band – Make Up (1973)

こちらははっぴいえんどとは対極に英語派ロックの先陣を切っていたフラワー・トラベリン・バンドの曲です。彼らの功績としては、海外という舞台で実績を残したという点が挙げられます。

4曲目『ファンキー・モンキー・ベイビー – キャロル』1973年の曲です。

キャロル (ファンキーモンキーベイビー)

この曲は、『はっぴいえんど』とは違った意味での日本語によるロックの答えとなり、ロックの大衆化に大きな役割を果たしました。

5曲目『サディスティック・ミカ・バンド – タイムマシンにおねがい』1974年の曲です。

タイムマシンにおねがい Sadistic Mika Band 2007

サディスティック・ミカ・バンドの代表曲として数多くのアーティストによってカバーされている楽曲です。

6曲目『バス通り – 甲斐バンド』1974年の曲です。

バス通り / 甲斐バンド

甲斐バンドのデビュー曲ですが、この曲はフォークよりの曲となっています。

7曲目『HERO(ヒーローになる時、それは今) – 甲斐バンド』1978年の曲です。

甲斐バンド HERO(ヒーローになる時、それは今)

バンド初のシングル盤チャート1位を獲得したヒット曲です。

8曲目『タイム・トラベル – 原田真二』1978年の曲です。

Time Travel (Budokan'78 ver.) / 原田真二

『日本のニオイのまったくないメロディー』などと評され、それまでとは比べものにならないくらいポップ感覚にあふれた洋楽的なサウンドは、『和製ロック』に新しい可能性と展開をもたらしたと言われている原田真二の代表曲です。

9曲目『いとしのエリー – サザンオールスターズ』1979年の曲です。

サザンオールスターズ – いとしのエリー  『サザンオールスターズ キックオフライブ 2018 「ちょっとエッチなラララのおじさん」』

1979年度年間11位のヒット曲で、サザンオールスターズの代表曲です。

10曲目『銀河鉄道999 – ゴダイゴ』1979年の曲です。

銀河鉄道スリーナイン The Galaxy Express999 ゴダイゴ

1979年度年間14位のヒット曲で、数多くの歌手によりカバーされている名曲です。

というわけで、今回は70年代のロックでした。
今回で70年代は最後になります。次回から平行世界の80年代の名曲を紹介していきたいと思います。
ではまた次回!」

謎だ。このVtuberは謎だ。こんなに多くのクオリティの高い楽曲を作れるのに、なぜ平行世界の名曲なんて設定を付けているのか。そもそもこのVtuberが曲を作っているのか。作曲家の何人かが加わっているプロジェクトなのか…それにしては宣伝などを一切やってないみたいでチャンネル登録者も再生回数もショボいけど…
うーん、謎だ。本当に平行世界からやってきた人だったりして。
友達にも教えてやろう。

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